カテゴリー「08.機材、機器について」の記事

機材、機器について INDEX 

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INDEX
■高級オーディオケーブルについて

■高級電源ケーブルについて

■電源ケーブルで音は変わるか?続報

■ノイマン社から低価格マイク発売

■アナログアウトボードについて

■マイク選び-その1- マイクの種類について

■マイク選び-その2- 低価格ボーカルマイク NEW

■Pro Tools9 VS Cubase6(5) その1

■Pro Tools9 VS Cubase6(5) その2
 







Recend

マイク選び-その2- 低価格ボーカルマイク

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前回のその1ではマイクの種類について簡単に説明しました。
今回からは一番相談が多い低価格コンデンサーマイクについて書いていこうと思います。

低価格というのがいくら位なのかは人によると思いますが、ここでは5万円以下という事にします。

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ボーカル用で考えてみる
ボーカル録音用のマイクを自分で買いたいという方は非常に多いと思います。
そうなるとラージダイヤフラムタイプを選択すると思うのですが、代表的なものは

RODE : NT1、NT2-A、K2

AKG : C214、C3000
AUDIO TECHNICA : AT2020、AT2050、AT4040
MXL : 2003A、V67G

このくらいでしょうか。
他にも沢山出ていますが実績があるメーカーのものを選ぶのが無難だと思われます。
ネットで色々な評価も調べる事が出来ますしね。
RODE K2は非常に良く出来たマイクだなあと思います。この金額なら文句ない出来です。
RODEは最初からですがノイマン社のマイクの音を低価格で目指している傾向が強いです。
但し真空管マイクなので電源BOXと専用ケーブルが必要で持ち運びには向いていません。

AKG C214も良く出来ていますがどうしても414と比べられてしまうので正当な評価が受けられていないマイクではないでしょうか?
良く言えばフラットで素直な音、悪く言えば地味でつまらない音です。録音で失敗した・・という事が少ないマイクと言えます。

AUDIO TECHNICAはここ最近非常に評価を上げているメーカーです。
同じような見た目で様々なグレードがあるのですがAT4040は評価が高いようです。

MXL は低価格専門メーカーになってしまっていますがコストパフォーマンスは非常に高いマイクが多いです。
2003Aは無印2003の改良品ですが2003のあった派手な音を抑えた音色に変更してきたようです。S/Nも改善されています。
V67Gも2003Aと比べると地味な音ですが優秀なマイクだと思います。その価格から考えると文句のつけようがありません。
MXLのよい所はまず安いのでボーカル用だけどステレオで買っておいても財布にやさしいという事でしょう。

まとめると
やや明るい色づけが欲しい人は RODE NT2、K2、MXL2003A
なるべくフラットな音が欲しい人は AKG C214,AUDIO TECHNICA AT4040
デモに使う程度なら RODE NT1、AUDIO TECHNICA AT2020、MXL2003A
こんな感じでしょうか。

その3につづく

マイク選び -その1-

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■■レコーディングのマイク選び■■
レコーディングにはマイクが必要です。
でも沢山あるマイクの中からどれを選べば良いのか?
これは非常に悩むものだと思います。
特に自分でマイクを買う場合などは値段などと比較して悩む日々が続くことでしょう。

最初にマイクの種類
まずはマイクの種類を知っておきましょう。
大きく分けると
1、ダイナミックマイク
2、コンデンサーマイク
3、リボンマイク

この3種類にマイクは分類されます。
マイクの仕組みと構造についてはAudioTechnicaさんのHPで詳しく説明されていますので興味のある方はチェックしてください。非常にわかりやすく書かれています。

・まずはダイナミックマイク。
ごっぱーの愛称で有名なSHURE SM58がこれにあたります。
主にドラムなどの打楽器、ギター・ベースアンプに用いられます。
レコーディングスタジオ等で使用されるものをまとめてみます。
_________________________________________
AKG D12、D112
SHURE SM58、SM57、Beta52
SENNHEISER MD421、MD421Mk-2
AudioTechnica ATM25
ErectroVoice RE20
__________________________________________
大体このくらいです。
意外と少ないでしょ?
D12、MD421などはビンテージマイクの部類になります。
マイク選びはキャラクターが重要。
それぞれのマイクのキャラクターは後で詳しく書きますが、「これがあれば他のマイクはいらない」といった万能マイクは存在しません。
目的に合ったマイクを使っていく というのが基本です。

次にコンデンサーマイク。
ノイマンU87などがこの種類です。
主にボーカル、アコースティックギター、シンバル等の金物、ピアノ、バイオリン、管楽器などに使用します。
値段が高いという印象があると思いますが最近では1万円程度から各メーカー発売されているので自宅録音や個人所有の敷居もかなり下がりました。
しかし、個人で買う場合に何を買えばよいのか悩むマイクでもあります。
レコーディングスタジオ等で使用されるコンデンサーマイクをまとめてみます。
______________________________________________________
AKG C12、414シリーズ、C451
NEUMANN U47Tube、U47FET、U67、U87、U87Ai、KM84、M49
DPA 4006、4011
SONY C38、800G
______________________________________________________
他にも沢山あるのですが、新品で買える低価格帯のマイクについては後で記述します。
これもキャラクターをチョイスするのですが、ノイマンとAKGではメーカーのキャラクターがあります。
さらに真空管のものも多いのでキャラクター選びは選択筋が沢山あります。

その2に続く

Pro Tools VS Cubase6 その2

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Pro Tools VS Cubase6 その2

9 Photo
■■付属プラグイン比較■■
最近のDAWには付属のプラグインやソフトが多く買ったらとりあえず一通りの事は出来るようになっています。
初心者はもちろん乗り換えを考えている人も付属ソフトは購入時の重要な項目でしょう。

☆Pro Tools9付属ソフト一覧

バーチャル・インストゥルメント&オーディオ・コンテンツ
  • Big Fish Audio 8 GBサウンド・ライブラリー
  • Boomドラム・マシン&シーケンサー
  • DB-33トーンホイール・オルガン・エミュレーター(ロータリー・スピーカー・シミュレーション装備)
 
  • Mini Grandアコースティック・グランド・ピアノ
  • Vacuumモノフォニック真空管シンセサイザー
  • Xpand!2マルチティンバー・シンセ&サンプル・ワークステーション
サウンド・プロセッシング、エフェクト、ユーティリティ・プラグイン
 
  • DigiReWire
  • Dither
  • Duplicate
  • Eleven Free(Elevenベースのギター・アンプ&エミュレーター)
  • Expander/Gate
  • Extra Long Delay II
  • Flanger
  • Gain
  • Invert
  • Lo-Fiレトロ・プロセッシング
  • Long Delay II
  • Maximサウンド・マキシマイザー
  • Medium Delay II
  • Multi-Tap Delay
  • Normalize
  • Ping-Pong Delay
  • Pitch
  • Pitch Shift
  • POWr Dither
  • Recti-Fiハーモニックス・シンセ
  • Reverse
  • SansAmpチューブ・アンプ・シミュレーター
  • Sci-Fiリング・モジュレーター
  • Signal Generator
  • Short Delay II
  • Slap Delay II
  • Time Compression Expansion
  • Time  Shiftタイム/ピッチ・ストレッチ
  • TL  AutoPanパン・エフェクト
  • TL InTuneデジタル・チューナー
  • TL MasterMeterオバーサンプリング・メーター
  • TL Metro 多機能メトロノーム
  • Trim
  • Vari-Fi スピード・シフター

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☆Cybase6付属ソフト一覧

インストゥルメント

HALion Sonic SE
HALion Sonic と同じオーディオ/シンセエンジンを搭載し、スリム化したマルチ音源

Groove Agent ONE
ドラムサンプリング、サウンドデザイン機能を搭載したドラム音源

LoopMash 2
ループやビートを操作して斬新なリズムやグルーヴを作成するクリエイティブな VST3 インストゥルメント

Prologue

最大同時発音数128ボイスのバーチャルアナログシンセサイザー

Spector
表現力と汎用性の高い2種類のスペクトラムフィルターを備えたシンセサイザー

Mystic
用性と独創性を兼ね備えた Mystic

Embracer
ポリフォニックシンセサイザー

Monologue
フィジカルモデリングテクノロジーに基づいたモノフォニックのアナログシンセサイザー

_____________________________________________________________
VSTエフェクト
EQ、ダイナミクス、モジュレーション、リバーブ、フィルター、ディストーション、スペシャルエフェクトなどを合計60種類

Standard Channel EQ
ミキサーチャンネルに内蔵される4バンドパラメトリックイコライザー

Studio EQ 
強力な万能型イコライザー

GEQ10 
10バンドグラフィックイコライザー

GEQ30 
30バンドグラフィックイコライザー

Dual Filter
レゾナンス付のクラシックなデュアルローパス/ハイパスフィルター

Step Filter 
マルチモードフィルター

Tonic – Analog Modeling Filter 
アナログモデリングフィルター

WahWah
典型的なワウペダルモデリングエフェクト

Compressor
コンプレッサー

VintageCompressor 
著名なビンテージタイプのコンプレッサーをモデルにして作られたコンプレッサー

MultibandCompressor 
4つの独立したバンドと、3つのクロスオーバー周波数を持つマルチバンドコンプレッサー

VSTDynamics
複数のダイナミクス機能を搭載するマルチエフェクト

DeEsser 
主にボーカル録音の過剰な歯擦音を減らす特殊なコンプレッサー

Limiter
オートリリースを備えた、低歪のリミッター

Maximizer 
マスターチャンネル用のハードリミッター/ラウドネスエンハンサー

Gate 
柔軟性の高いゲート

Expander 
クラシックなエキスパンダー

EnvelopeShaper 
トランジェントコントロール

MIDI Gate
MIDI ノートによってトリガーし、オーディオシグナルを操れるゲートエフェクト。

Chopper
トレモロとオートパンのコンビネーションエフェクト

VST Amp Rack 
7種類のアンプ、16種類のエフェクトペダル、6種類のスピーカーキャビネットと2種類のマイクロフォンを一つのラックとして再現したモデリングツール

AmpSimulator

ギターアンプシミュレーター

ToneBooster
トーンコントロール用の可変フィルターステージを搭載したシンプルなボリュームブースター

Distortion
ドライブ、フィードバック、トーンコントロール付のディストーション

SoftClipper 
ソフトクリッププラグイン

DaTube
チューブアンプ特有の温かみのある豊かなサウンドをシミュレート。

Grungelizer

アナログレコードを聴いているような効果が得られます

Bitcrusher
ローファイサウンド作成にぴったりのツール

Roomworks 
ルームアンビエンスとリバーブエフェクトをステレオ/サラウンドで作成できるリバーブ

Roomworks SE

高品位リバーブ Roomworks のライト版

REVerence 
空間の音響特性を「サンプリング」するVST3 リバーブ

Chorus

StudioChorus 

Flanger

Phaser

Tremolo

Vibrato

Autopan


Cloner 

ダブルトラッキング効果を再現するクローナー

Rotary
ロータリースピーカーキャビネットエフェクト

Transformer

Ringmodulator

Metalizer

ModMachine

MonoDelay

StereoDelay

PingPongDelay

MonoToStereo

モノラルソースから擬似的なステレオシグナルを作り出すことができます

StereoEnhancer

PitchCorrect

Octaver

Tuner

UV22 HR

Apogee 製のディザリングプラグイン

Multiscope 
信号の波形、フェーズライン、または周波数コンテンツを表示します。

SMPTE Generator 

Test Generator 
計測やテストのためのオーディオテスト信号を生成します

Mix6to2
最大6つのサラウンドチャンネルをステレオ出力にミックスダウン

MixConvert 

MixerDelay 

Surround Panner

SurroundPanner V5 

__________________________________________
どちらが優れているという事に大きな差は無いのですが
音源、シンセサイザーに関してはCubaseの方がややテクノ系に寄っている感じです。

オーディオエフェクトに関しては、ProToolsのものはオーソドックスなものが一通りと言う感じなのに対してCubaseは飛び道具的なフィルター系などが入っています。
また強力なマルチバンドコンプを備えていたりチャンネルにEQが標準装備されていたりと使えるエフェクトが多いのはCubaseに軍配が上がるでしょう。
特にリバーブ(REVerence)の完成度は高く単体で売っているリバーブと比べても遜色ありません。

大きな差は無いものの付属ソフトではCubase有利でしょうか?

また、採用しているプラグイン形式が両者が違うのは大きな特徴です。
ProToolsがRTAS(アルタスorラタス)
CubaseはVSTを採用しています。

VSTは他のDAWにも広く使われている形式なのでWEBで探せばフリーのエフェクトや音源が沢山見つかります。
それに対してRTASはProToolsでしか使用されていないのでフリーのものはほぼ皆無です。

プラグインは買い足す事も出来ますが無料で使えるものがあるならばそういったものを利用出来る事は非常に魅力的だと思います。

その3に続く

Pro Tools9 VS Cubase6(5) その1

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Pro Tools9 VS Cubase6(5) その1
よく比較されるAVID Pro Tools9とSTEINBERG Cubase6
9 Photo
数字やちょっとした感想だけではわからない比較をしていきたいと思っています。
DAWの乗り換えを考えている人、これから購入を考えている人など参考になれば幸いです。

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◆価格
ProTools9 \52,500
Cubase6  \79,800
(サウンドハウス調べ)

Cubaseのほうが3万円ほど高いですがフルバージョンでの比較なので下のグレードの場合はもっと安く購入できます。PT9はHD,Nativeの下のグレードと考えると単純に値段の比較は意味が無いかもしれません。

◆主なスペック
ProTools9 
オーディオ:192kHz 24bit/同時再生最大96トラック(48kHz時)
インストゥルメント:64
MIDI:512
AUXトラック:160
バス:256
ビデオ:1

Cubase6
オーディオ:192kHz 32bit/無制限
インストゥルメント:無制限
MIDI:無制限
FXリターン:64
ビデオ:1

ProTools9,Cubase6共にスペック的には十分と言えるでしょう。
96トラックのオーディオを扱うなんて普通のユーザーはしませんし、やろうとしてもCPUベースの環境では実質ハードウェアがついて来ないので現実的なスペックではありません。

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次回は付属ソフトなどを比較していきたいと思います。

アナログアウトボードについて

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アナログアウトボードについて

Ca390228

レコーディングに欠かせない機材の一つにアナログのアウトボードがあります。
ここではアナログの特徴、メリット・デメリットについて紹介していきます。

アウトボードと言っても様々な種類があります。
マイクプリアンプ、イコライザー、コンプレッサー、マルチエフェクト等です。
最近はチャンネルスプリットというマイクプリアンプ+EQ+コンプレッサーのような物まで多種多様です。

しかしレコーディング現場はというと相変わらず30年も40年も前に製造された骨董品が定番となっています。
オールドNEVEやAPI、ALTEC、フェアチャイルド、UREIなど本物を見たことがないアマチュアの方でも名前を知っているものが沢山あります。

じゃあ最近ではプラグインでこういった機材のエミュレーターが沢山出ているのに
何故未だに本物をわざわざ使いたがるのか?

まず一つに音の質感が違うという事があります。
特に録音時に使用するので重要なマイクプリアンプ(HAとか呼ばれますが厳密にはHAとは違います)
大きなスタジオにあるSSL4000GやNEVE VRのマイクプリは使わずにNEVE1073等の昔のコンソールを解体して作ったアウトボードを好んで使うエンジニアは非常に多いです。
録り音が良くないと仕上がりも期待できません。
最初にマイク信号を増幅させるプリアンプにこだわるのは当然と言えるでしょう。

もう一つ大きな理由は"見た目の説得力"だと思います。
例えば音が同じでも大きなVUメーターが付いていて大きなつまみがあって
いかにもビンテージという機材とLEDメーターの小さなつまみがあるだけの1Uの機材とでは前記の見た目ビンテージの方が良い音がしそうですよね?
今はあまり見ないかもしれませんがコントロールルーム内を機材の壁だらけにしてミックスをする事がカッコイイ時代もあったのです。

他にもコンプレッサーはアナログが良いとか色々な事を聞くと思いますが
実際はプラグインの方が便利で使いやすい事が多いのではないでしょうか?
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とここで本物とプラグインのメリット・デメリットについて書いてみます。

〈本物のビンテージ機材〉
メリット:マイクプリアンプなど今の機材にはない独特の音が得られる、見た目がカッコイイ、録音段階で音のキャラクター調整が出来る

デメリット:S/Nが悪い、値段が非常に高額、数を揃えにくい、メンテナンスが必要、重い・デカイ、熱い、後で再現性が低い

〈プラグインソフト〉

メリット:数を沢山使える、メンテナンス不要、無茶な使い方も可能、完全再現が可能

デメリット:使用実感がない、本物を知っていると何か違う気がする、カスタマイズが出来ない(真空管交換など)
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本物の大きな問題はメンテナンスでしょう。
ビンテージと呼ばれるものは既に30年も経過している機材ばかりなので当然耐久年数をオーバーする部品が出てきます。
主に真空管やコンデンサー、スイッチ類なのですが交換をするにも特殊な知識が必要ですし、部品も秋葉原に行っても売っていないものもあります。
最悪は世界の何処にも在庫がない生産終了部品が壊れる事もあります。
今後更にこの問題は大きくなります。

また、ミックスダウンに使用した場合、プラグインと違って後日完全再現が出来ません。
音が決まれば録音しておくという方法をとるのが一般的ですが
ミックスバッファーのような使い方をした場合は再現不可能になるかも知れません。

私の見解ですが、今は本物の100分の1ほどの金額でプラグインが買える時代です。
色々な事を考えるとプラグインのほうが現代の音楽制作においては優れていると言えると思います。
逆にビンテージ機材を買えるお金があるなら、良い楽器を購入したほうが賢明だとも思えます。

とは言えマイクプリアンプの代わりになるようなプラグインは登場していませんので
歌やギターの録音用にチャンネルストリップを購入するという方も多いと思うのですが
できれば試用できるお店に行って色々試してみて納得のいくものを選びましょう。

今度時間があればマイク信号を分岐してマイクプリアンプの音の違いを録音してみようと思います。
アップするまで気長にお待ち下さい。

Endend

Neumann TLM102 低価格帯マイクへ殴りこみ

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低価格コンデンサーマイクの定番といえばRODE NT2、MXL2003、AKG C-3000等が数年前から有名なんですがここに来てなんと ノイマン社から本格的な個人ユーザー向けのマイクが登場した。

Neumann TLM 102

★簡単なレビューはこちら★

価格は国内で6万円代になりそうです。
ポップガード内臓(!)でショックマウントもいらない構造というから驚き。

ノイマンが6万で買えるのか?


これは各方面で話題になってます。

ノイマンといえばU-87Aiが現在新品で買えるマイクの指針となっているわけですが価格は安くて25万円位。個人で買うには少し高い価格です。

何故ここにきて個人ユーザー向けの商品が出たのか?

一般のレコーディングスタジオにはノイマンのマイクなんてゴロゴロあります。
U67、U47Tube、M49、U87などなど・・。沢山。

老舗スタジオにはU-87Aiが無いことも多いです。わざわざ新品は必要ない というかU87の方が良いと思っている人が多いのは事実です。

何か新しいマイクが出るとモニター機器が代理店から届いて
「意見お願いします」といわれるのです。

もちろん比べるのはU67やU47なわけで・・結果は・・
一同「67と比べて腰が無い」だの「同じノイマンでも別物」とか
勝手な意見を偉そうに言うのです。

私もその1人でした・・・・・お恥ずかしい・・。


今考えるとビンテージマイクと比べる事にあまり意味は無かったと反省しています。

話を戻すと・・

ハイエンドユーザー向けに開発をしてきたノイマン社ですがさすがに近年の低価格コンデンサーマイクの存在は目の上のたんこぶだったのでしょう。

不況の影響もあって スタジオには新しいマイクは売れない。 個人ユーザーには高すぎる

そこでレコーディングスタジオの数千倍、数万倍も需要があるであろう個人ユーザー向けについに真打登場となったわけです。

これはきっと売れます。間違いなく・・売れます。

理由はノイマンだからです。

ノイマンというの宅録ユーザーの憧れの象徴です。
それが AUDIO TECHNICA AT4060と同じ価格帯で手に入ってしまう。

これは恐ろしい事ですね。

と言いながら私も一本買ってもいいかなーと思います。
ノイマンのマイクを使う事での安心感や対外的な印象は魅力です。

きっと品切れになるくらい売れると思いますよ。

でも大きなレコーディングスタジオは買わないと思います。

電源ケーブルで音は変わるか?続編

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電源ケーブルで音が変わるのか?
これは長年肯定派・否定派織り交ぜて議論になっているわけですが
結局の所実験をしないといけない訳です。
ちょうど良い実験が見つかった・・と思ったのですが・・・。
問題点だらけです。
ある方のブログ
ここからリンクされているエアケーブル比較プロジェクト
ここで実験データのWAVEを手に入れる事ができる訳です。

早速私もチェックしました。
結果は明らかに音が違います。

しかし問題だらけ。
その1、最初のシンセ録音がMIDIデータによる2回録音な事
その2、ギター録音もI/Oが違う個体である事
その3、そもそも実験を行ったのがメーカーである事。

私のシステム(NUENDO3)にて両データを比較しました。
ギターはパラBOXにて分岐されているのでオーディオ的にはほぼ同じはず。
試しに波形を合わせて逆相にしたところ・・・ギターのみ綺麗に消えます。
うっすら残りますがこれはI/Oの192の個体が違う為であると思います。
全く音が違う(音量差もかなり激しい)のはシンセ。
この実験方法だとMIDIデータをシンセで鳴らして同じシステムで録音する方法をとっていますが
音楽関係者であればMIDIのいい加減さは良く知っているはずです。
MIDIデータは外部出力時にかなり揺れるのとベロシティーも若干上下します。
この実験では正確なテストにはなりません。
「グルーブも違って聴こえる」と書いてありますが
発音タイミングが違うので当たり前だと思います。

こういった実験は大好きですが、やるならもっとしっかりやりましょう。
せっかくパラBOXがあるならシンセにも使って欲しいですね。
I/Oも個体差を防ぐ為に1と2をひっくり返しての実験もすべきです。
以上。
この実験は全く意味がないと思いました。

高級電源ケーブルについて

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今回は電源ケーブル。
これも例に洩れずに超高級ランクが存在します。

正確には電源コードになりますが一般的にケーブルと言われる事が多いので電源ケーブルとします。

電源ケーブルと言っても使う機械で大きく違います。
オーディオマニアならばメインアンプとかCDプレーヤーになるのでしょうが
レコーディングエンジニア的には
まず ヘッドアンプ。正しくはマイクプリアンプ。

ここが1番音で重要なのですが果たしてケーブルで音が変わるのか!?
という事です。

私の意見ですが

変わる場合もあるかもしれないけど・・金額との兼ね合いで 意味なしと思います。

後はまとめて書きます。
オーディオインターフェイス。PC。マイク電源。などなどスタジオには多数の電源を必要とする機材があふれていますが
これらで音が変わるのは
プラシーボ
はっきり言います。気のせいです。

え?そんな事ないって人いますよね?
自分でブラインドテストをやってみてください。
特にPCの電源なんて違いがわかる人がいたらすごいですよ。
某雑誌とかで「芯が太くなった」「倍音の伸びが・・」とかコメントしている人達は
本当の音が違って聞こえるのでしょうか?
非常に疑問です。

もちろん電源にはノイズがのっていますし、そのノイズ発生源は様々です。
中でもエアコンと調光器からはすざまじいノイズが出ます。
じゃあそれらはケーブルでカットできるか?

できません。

専用電源をひくなどして対処する事はできてもケーブルでは変わりません。

特にPC電源。
あの箱に入っている電源自体がノイズを出していてマザーボードやその他周辺機器にノイズを垂れ流しています。
その前のケーブルを変えても・・変わりはないですよね?

じゃあ何故電源ケーブルがオーディオ雑誌などでもてはやされているのか?

正直業界の都合としか思えません。
発熱するようなケーブルでなければ音には影響はないと考えて良いと思います。
そしてもちろん見た目の豪華さ。これも重要です。

細いケーブルよりも太くていかついケーブルの方が音が良い気がするのは事実です。

いちど大規模なブラインドテストを行ってみたいですね。

追記:あるメーカーが実験をした事例について書いているのでよければお読み下さい。

電源ケーブルで音が変わる?

高級オーディオケーブルについて

今回はオーディオ雑誌では当たり前のように語られる高級ケーブルについて。

値段で言うと1M数百円~数万円まで様々あります。

高級(高額)なものをあげればきりが無いジャンルです。
特にオーディオマニアの間では今までも様々な議論が交わされています。

■ここはレコーディングエンジニアの意見として言いたいので書かせてもらいます。

レコーディングエンジニア=オーディオマニアではありません。

確かにオーディオマニアの方もいらっしゃるかと思いますが多くの場合は違います。

では何故ケーブルにこだわるのでしょうか?

誰しもケーブルで本当に音が違うのか?という疑問をもった事はあるのではないでしょうか?

録音などに使われるケーブルには大きく分けて3種類あります。

・オーディオケーブル(マイクケーブル、シールド、スピーカーケーブルなど)

・電源ケーブル(電源コード、タップ類)

・デジタルケーブル(USB、IEEE、光など)

この中で明らかに音の差がわかるのはオーディオケーブルです。

マイクケーブルやシールドの類なのですが、これは簡単に理解できます。
電気抵抗や伝導率、表皮効果や接点の半田やプラグの接触面積など
電気的な理由が考えられますので結果、音に影響が出るからです。

勘違いしてはいけないのですが音が変わるのであって
音が良くなるとは違います。

これ大事。

強いて言えばEQと同じような効果です。

わずかですが低音が出たり、高域が明るくなったりします。

特にギターのシールドはハイインピーダンスであるのと、もともとの信号が微弱なだけにケーブルの影響を受けやすいと言えます。

エンジニアサイドからすれば高級なケーブルは一種の営業の武器として使えるのです。

見せて値段を言うだけで「いい音」に聞こえる事もあるのだから不思議ですね。

実は面白いページを見つけたので是非読んでもらいたいのですが
科学の知識を持ったオーディオマニアの方のページです。

オーディオの科学

ここに書かれていることはなるほどと思うことも多く、私の経験などから言わせてもらうと
ケーブルで変わる音はごくごく微量で、そのほかの要因
体調、演奏の違い、リスニングポイントのずれ、温度、疲労などの方がはるかに音に影響するという事が言えます。

つまりは【気のせい・プラシーボ】の範囲であるという事です。

しかし僅かに違う事は確かだと思うのですが対コストを考えると、高いケーブルを買うメリットは低いと言えると思います。

しかし先に書いたようにエンジニアとして仕事上都合が良い事は事実だから厄介です。

なので多くのレコーディングエンジニアやミュージシャンがケーブルなどを含めるケーブル、マテリアルの類に気を使っているという姿勢が雑誌などで取り上げられると「音が良い」という理由で使っているように受け取られてしまうのかもしれません。

オーディオメーカーはこの辺りを巧みに利用しているように感じます。

私はノイズが出るようなケーブルでなければあまり気にしてはいないのですが、ミュージシャンとかにオーディオ好きな人がいる現場だとあまり大きな声では「どうでもいい」とは言えません。

メーカーや価格よりも長さが短いものが理想だと考えていますが1Mとか2Mのケーブルはスタジオでは使い勝手が悪いのでそれなりの長さは必要になってしまいます。

そしていつも思う事は名盤は音質よりも音楽としての価値が高いという事を常にわすれてはいけないのです。

その結果、音楽が素晴らしいのでエンジニアもスタジオも楽器も有名になるっていう事も事実です。

金額の高いケーブルや機材を使ったら素晴らしい楽曲に仕上がるなら誰も苦労しないですよね。

今でこそあまり聞きませんがヒューパジャムとかジョージマッセンバーグとかの信者は日本のエンジニアに多かったのですが、いい音だなとは思っても私は一回もかっこいいと思った事はありません。

ファンの人がいたらすみません。 あくまで好みの話ですから。

高級ケーブルについてですが、次回は「電源ケーブル」を取り上げてみる事にします。

おわり


  • サウンドハウス