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アナログアウトボードについて

2016/12 当ブログを移転いたしました。
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引き続きよろしくお願いいたします。



アナログアウトボードについて

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レコーディングに欠かせない機材の一つにアナログのアウトボードがあります。
ここではアナログの特徴、メリット・デメリットについて紹介していきます。

アウトボードと言っても様々な種類があります。
マイクプリアンプ、イコライザー、コンプレッサー、マルチエフェクト等です。
最近はチャンネルスプリットというマイクプリアンプ+EQ+コンプレッサーのような物まで多種多様です。

しかしレコーディング現場はというと相変わらず30年も40年も前に製造された骨董品が定番となっています。
オールドNEVEやAPI、ALTEC、フェアチャイルド、UREIなど本物を見たことがないアマチュアの方でも名前を知っているものが沢山あります。

じゃあ最近ではプラグインでこういった機材のエミュレーターが沢山出ているのに
何故未だに本物をわざわざ使いたがるのか?

まず一つに音の質感が違うという事があります。
特に録音時に使用するので重要なマイクプリアンプ(HAとか呼ばれますが厳密にはHAとは違います)
大きなスタジオにあるSSL4000GやNEVE VRのマイクプリは使わずにNEVE1073等の昔のコンソールを解体して作ったアウトボードを好んで使うエンジニアは非常に多いです。
録り音が良くないと仕上がりも期待できません。
最初にマイク信号を増幅させるプリアンプにこだわるのは当然と言えるでしょう。

もう一つ大きな理由は"見た目の説得力"だと思います。
例えば音が同じでも大きなVUメーターが付いていて大きなつまみがあって
いかにもビンテージという機材とLEDメーターの小さなつまみがあるだけの1Uの機材とでは前記の見た目ビンテージの方が良い音がしそうですよね?
今はあまり見ないかもしれませんがコントロールルーム内を機材の壁だらけにしてミックスをする事がカッコイイ時代もあったのです。

他にもコンプレッサーはアナログが良いとか色々な事を聞くと思いますが
実際はプラグインの方が便利で使いやすい事が多いのではないでしょうか?
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とここで本物とプラグインのメリット・デメリットについて書いてみます。

〈本物のビンテージ機材〉
メリット:マイクプリアンプなど今の機材にはない独特の音が得られる、見た目がカッコイイ、録音段階で音のキャラクター調整が出来る

デメリット:S/Nが悪い、値段が非常に高額、数を揃えにくい、メンテナンスが必要、重い・デカイ、熱い、後で再現性が低い

〈プラグインソフト〉

メリット:数を沢山使える、メンテナンス不要、無茶な使い方も可能、完全再現が可能

デメリット:使用実感がない、本物を知っていると何か違う気がする、カスタマイズが出来ない(真空管交換など)
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本物の大きな問題はメンテナンスでしょう。
ビンテージと呼ばれるものは既に30年も経過している機材ばかりなので当然耐久年数をオーバーする部品が出てきます。
主に真空管やコンデンサー、スイッチ類なのですが交換をするにも特殊な知識が必要ですし、部品も秋葉原に行っても売っていないものもあります。
最悪は世界の何処にも在庫がない生産終了部品が壊れる事もあります。
今後更にこの問題は大きくなります。

また、ミックスダウンに使用した場合、プラグインと違って後日完全再現が出来ません。
音が決まれば録音しておくという方法をとるのが一般的ですが
ミックスバッファーのような使い方をした場合は再現不可能になるかも知れません。

私の見解ですが、今は本物の100分の1ほどの金額でプラグインが買える時代です。
色々な事を考えるとプラグインのほうが現代の音楽制作においては優れていると言えると思います。
逆にビンテージ機材を買えるお金があるなら、良い楽器を購入したほうが賢明だとも思えます。

とは言えマイクプリアンプの代わりになるようなプラグインは登場していませんので
歌やギターの録音用にチャンネルストリップを購入するという方も多いと思うのですが
できれば試用できるお店に行って色々試してみて納得のいくものを選びましょう。

今度時間があればマイク信号を分岐してマイクプリアンプの音の違いを録音してみようと思います。
アップするまで気長にお待ち下さい。

Endend

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08.機材、機器について」カテゴリの記事

コメント

アウトボードのS/Nなんかは気にしない、ミックスでなんとでもなるだろう。

真空管だろうとヴィンテージものでも使えないノイズレベルのものはあれば教えてほしい。

プラグインと比較する意味を感じないのは、プラグインは使えば使うほど非常に微細な位相崩壊が発生する。

それが全体を台無しにする→しなびた野菜のような感じかな

アナログKさん
コメントありがとうございます。

アナログ機材のS/Nがミックスでなんとでもなる というのはさすがに乱暴だと思いますが、手入れがされている機材で使用感が問題ないものは良いと思っています。
しかしメンテナンスがしっかりされている機材がどの位あるかというと疑問です。
S/Nに関しても例えば全て打ち込みのオケに歌にだけ1176を使うのとバンド物で全楽器生というものとは条件が違いますし、逆の考え方をするとある程度のS/Nの悪さも音楽の雰囲気を作る事があります。

私事ですが1176でもS/Nが気になる場合もあります。
Neve1073なんかは突然ボソボソノイズが出る事も多いです。
もっと言えばハム関係は原因がわからなく突然出たり消えたりしますし、他のスタジオからのグランドノイズがのる事もありますよね?
そういったのもの含めてのS/Nの事を書いたのかと今整理すると思います。

Urei1176黒とプラグイン1176とを比べる事に意味はありませんが、あくまでそれぞれのメリット・デメリットを私の感想で書いているので・・。

私のスタンスはアナログだデジタルだ言う前にもっと音楽的に考える事が沢山あると思うので"音"についてのこの議論は終わっていると考えています。

プラグインを嫌う気持ちもわかりますが、プラグイン無しでMIX出来る環境はそう無いと思います。
逆に2008年以降でフルアナログ録音・ミックス・マスタリングされたものを知っていれば教えて欲しいくらいです。

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