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もはやオカルト。スタジオで行われる奇行

2016/12 当ブログを移転いたしました。
新しいブログはhttp://www.recording69.com/になります。

引き続きよろしくお願いいたします。


同僚が遭遇した話です。
とあるセッションの事。
場所は富士の樹海にほど近いリゾートスタジオ。

そのエンジニアは有名なお方です。
一時期仕事が激減した時期もあったのですが、某プロジェクトがヒット。
そのおかげで舞い戻ったという経歴の持ち主。

録音に使っていたマイクはノイマン社のU67。
真空管マイクの定番です。
そのエンジニアは何か納得しない様子・・。
「うーん。何かしっくり来ないな・・。」
とマイクの音が気に入らない様です。
色々と試した結果 何かを取り出しました。

石の板。インシュレーターというものです。

なんとそれをU67の電源BOXの上に置き"加重"をかけたのです。

「うん すごく良くなった!」
エンジニアはご満悦で作業が再開したそうです。

・・・・・・・・・・・ホントかよ!?

真空管マイクの電源BOXの上に石置いて音が良くなった?!

完全にオカルトです。

なんでも石を置く事で共振が抑えられて・・みたいな話だそうですが・・・
共振って・・音に影響するような共振が電源BOXで起きるなら耳で聴こえるくらいな音が出るんじゃないのか?

とまあこんなことがあったそうです。

何をやっているのでしょうか?
私は理解できません・・・。

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06.レコーディング現場実話」カテゴリの記事

コメント

変わります。少なくともエンジニアの中では(笑

パフォーマンス的にやることもあります。
例えばボーカルが「なんか今日、マイクの調子おかしくね?」となった時は、マイクケーブルを目の前で同じ物に交換します。
すると「あ、なんか良くなった。さっきのなんなんすか?」と聴いてきますので、「ケーブルをもっと君の声にあったものに変えた」というと、「さすがプロっすね!」となり、レコーディングもスムーズです(笑

通りすがりでした!

通りすがり さん
コメントありがとうございます。
パフォーマンス的にそういった事をする人も多いのは事実だと思います。今回の例ではエンジニア本人が作業を止めてこういったオカルトともとれる行為に没頭したので全然内容は違うと思いますが・・
しかしそういった行為がミュージシャンや一般人へオーディオのオカルト要素を広める行為にもなっていると思うと手放しで進行がスムーズになったと喜べる事でもないように感じます。
少なくともそんなパフォーマンスをしなくても良いようにするのがプロだと私は思っています。

こんにちは。
環境等詳細は分かりませんが恐らく変わったのだと思います。

私もそこへの石置きの場合はどれほどあったかは疑問ではありますが(笑)
私も疑り深い性格ですので体感も確認も出来ていない事ならば
無理に信じる必要は無いとは思います。

次項で取り上げていますが電源ケーブルによって音は結構変わりますよ。
演奏やミックス的な変化ではなくマスタリング的な精度でのお話になります。
当然自分の慣れていて制度の高い環境でなければ変化の違いを知ることも困難ですが、
極僅かであったりしますが聞き分けも出来る確実な変化が起きますよ。
信じる信じないではなくて気にしてシビアな環境に居たことが有るかや、
音を作ってきた経験が有るかどうかだと思います。
楽曲を一番に大切に考えるエンジニアか、
音そのものも大切に考えて来たエンジニアか、
どちらも良いエンジニアのあり方だと思います。

電源による音の変化は分かりやすく表現すると
電気をより効率的に綺麗な状態で機器に届けてあげれば本来の性能が出てくれると言うことです。
電気が確実に一直線で通る線が存在すればケーブルの違いによる変化は存在しませんが、
電源コードも避雷針と同じで金属で電気の通り道をただ作ってあげているだけです。
雷と同じように電気は常に素材の回りを最短を探し超高速で伝いながら
有機的に機材に伝わっているとイメージしてもらうと良いかもしれません。
電源ケーブルでも素材の質や構造によって電気の伝っていく細かな経路が変わり、
その電気を常に利用している電気機器の精度も変わって来るのだと想像できます。
電気精度的には微差でも機器の振る舞いへの影響はそれぞれになってくると思います。

しかしこういった変化は感覚的にも思考的にも
素の状態で体験していなければ信じられないだろうとも思います。
疑うも信じるもどちらもそのオカルト性は同じだと思いますので。
真実がもしどちらかだとすればどちらか一方だけですからね。

恐らく良いと言われているケーブルが全て同じ価格だったなら良いのですよね。
値段設定はオカルトと言われても仕方のないものだと当然思ってしまいますから(笑)
あとこういった事で否定や疑問を抱く事は当然の思考であえうと思うのですが、
高価なものが良いと信じこみ買ってしまう人と買わせてしまう人達もきっと多いんですよね。
それこそがオカルトなのだけれども線引がとても難しいので事実以前に全て疑われてしまう。
それも当然だと私も思います。
そういった人間の感覚の曖昧さの利用が
最近の楽曲の売り方にも通じていてそっちの方が根本問題かも?とも思いますね。
通りすがりのくせに文字数多くなってしまいごめんなさい。

>通りすがり2号さん

コメントありがとうございます。
まず私が言いたいのは音が変わるか変わらないか ではなく変わる(良くなる)という主観でたいした価値のない物を高価な金額で売ったり、誤解を与える評価をしたり、スタジオ作業を止めるような事が問題だと書いているとご理解下さい。

それと、あなたのような書き方や言い方は非常に多いのですが
「非常に微細な差だから訓練された耳の良いわかる人にしか感じ取れない」
というニュアンスの表現はまさに霊感があるとかないとかいう類のオカルト商法と全く同じです。
逆に「お前は耳が悪いから違いがわからないんだ」という事を言っているのと同じです。

色々と反論したいことはありますがここではやめておきます。

ひとつだけ。

ブラインドチェックをしなくても主観で音が変わった云々言うのは勝手ですが
場所が1mmもずれずに、角度も0.1度も違わず、何回も全く同じ場所に頭をおく事が出来ない方法では、完全に同じ条件でのリスニングチェックは不可能です。
頭の位置がずれるという事がどれだけ音に影響するかは特別な耳を持った通りすがり2号さんが感じる電源コードの違いよりははるかにあることはおわかりですよね?


どうにも電源ケーブルの聴き分けが出来ないと音楽的に劣っていると見なされがちな風潮があります。
聴き分けが出来ない私からの意見を言わせていただきます。

 音源モジュールやサンプラー、マイクプリアンプを買い足すたびに、それなりの電源ケーブルも合わせてそろえましたが、正直付属ケーブルとの違いが分かりません。変わったような気がしても、何度か入れ替えているうちに結局同じに聞こえてきます。決定的なのは音が激変するといわれてMAC本体の電源ケーブルを変えたとき、バウンスされたファイルに何の変化も無かったことです。逆相でぶつけるときれいに消えました。断捨離ブームの時ケーブルは後輩にすべてあげてしまいました。

 おまえの耳が悪いからだ、と言われればそれまでですが、こんな体験もあります。
 歌録りの途中、エンジニアがアシスタントに「1176の電源ケーブルをこれに変えてくれ!」といって交換後「うん、腰が強くなった!」といった時、自分も皆に合わせて「おお~!」と言ってしまいましたが、実は何も変わって聞こえなかったのは内緒です。ただその後のボーカルセレクトで、交換前のテイクも後のテイクも一緒にセレクトしていましたがそれについては誰も何も言いませんでした。
 銀座の立派なスタジオでマスタリングしたときは、エンジニアが電源ケーブルをあれこれ入れ替えてサウンドメイクしてくださるのですが、自分にはすべて同じに聞こえましたし、EQしたわけでもないのでTD後のマスターとマスタリング後では音量以外同じように聞こえました。それよりも製品化された際、一どの段階でそれが起きていたのかは分かりませんが、レベルオーバーで歪んでいる箇所があることに気づいたことの方がショックでした。立派なモニターで聴いたときにはそれに誰も気付かなかったのです。ADコンバーターやEQの電源ケーブルを変えたことによる変化には気付いているはずなのに。
 別のマスタリングでは、エンジニアがなにやらすごいチューブコンプを導入したといってそれを通してくれたのですが、思いっきり歪んでおり、エンジニアは歪んでいることに気付かず、それを使わないでくれと押し問答のようになったこともあります。
 まだテープで作業していた頃、エンジニアがDAW一式を持ち込んでくるのですがフリーズして、復帰させようとなぜかCRTモニターの方を一生懸命いじりだしたこともありました。これはまた別の話か。
 人間の感覚なんてこんなものです。

 でも、電源ケーブルを変えたら音が変わったという人がいるのも理解できます。
 特命リサーチ200Xという番組だったと思うのですが、犬が100m先の主人の帰りを察知すること、湿度が高く雷の多い夏に御影石が多くある墓場や鉄橋でお化けを見たという人が多いこと、これらを墓石などに帯電した静電気が脳に影響を与えているのが理由だとしていました。超常現象を扱った娯楽番組ですのでこの説を信じる訳ではありませんが、電源ケーブルから発生する磁場に影響されて、聞こえ方が変わるという人がいるのかもしれません。子供の頃、自分には霊感があるという女の子がよくいましたよね? 電源ケーブルをコイル状に巻くと発熱するとか、音声ケーブルと平行に這わすとノイズが乗るとかいいますし、高級電源ケーブルには不必要な磁気を出さない効果?があるのかもしれません。

 皆に分かるのではなく見える人には見える、聞こえる人には聞こえる。それを世間では、そして辞書的な意味でも「気のせい」と呼ぶのでしょうし、それなら肯定派と否定派で議論が噛み合わないのも当然。変化が聴き取れない自分には信心が足りないのでしょうか? 事故物件でも平気で住む人もいれば、やたらと縁起をかつぐ人もいます。高級なケーブルを繋ぐことで制作意欲がわくのも分かります。おまじないやお守りと同じことですので、それ自体は否定しません。良くも悪くも気のせいです。しかしデータ上の有意差も科学的な根拠もみられないのに効果ばかりをうたうようでは、高級電源ケーブルがオカルトだと言われるのも仕方がない気がします。たいして意味も無いのに自分を良く見せるパフォーマンスばかりされても困りますし、雑誌などでケーブルの効能ばかりうたうエンジニアは不安商法に加担していると思います。

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