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あるギタリストの衝撃発言

数年前、インディーズアーティストの録音作業での事です。

あるギタリストS氏がスタジオにやって来ました。
ある業界人の紹介で頼んでもいないのに「弾かせてくれ」と
押しかけて来たのですが・・。

しょうがなくやってもうらパートはガットギター。
ナイロン弦のアコギです。

ケースから取り出すなり
「ここからお願いします」と
ラインアウトを指差しています。
「え?coldsweats02

ガットギターはマイクで録音するのが当たり前の楽器ですが
ギタリストがラインでお願いしますと言ったのを初めて見ました。

私「マイクで録りますよね?」
S氏「いつもラインで録音してますけど。」
私「マイクで録りますよね?普通・・」
S氏「最近エイ○ックスの仕事多いんで」

意味不明です。
特定のクライアントがダンス・テクノばかり作っていてその仕事を多くやっているから
なんて理由として成立しません。
第一こっちは呼んでいないし・・。

まあ普通にマイク立てて録音しましたが
後日談でS氏は私のことをスゴーク怖いエンジニアだと思ったそうです。
ちなみにS氏は大分年上です。

なんでもスタジオに入ってきたときにミュージシャンへの意見を言っている私が
ひじょーーに怖かったらしいです。
しかも自分にも駄目出しをしてきた事が気にさわったようです。

えーとまとめ。

ミュージシャンは自分の出音に責任を持ちましょう。
アコギをライン録音するなんてはっきり言って邪道です。
同じようにエレキギターも様々な事情でライン録りする事は多いですが
あくまでクライアントの望んだ場合のみ、が基本です。

エンジニアも「後でコンプかけるので録りは素でいきます」
というような姿勢は感心しません。
かけ録りが許される場面では自信を持ってコンプをかけましょう。

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06.レコーディング現場実話」カテゴリの記事

コメント

基本とか邪道なんてやってみないとわからないのに

>kainicolさん
ナイロン弦ギターのレコーディングはマイク録音が基本です。
ライブ録音やよっぽどの事があるか 特別エフェクトをかけたりする事が必要な場合意外はラインなんて使用しませんよ。

やってみないとわからない というご意見ですが
やってみている からそう書いています。

ご自分のガットギターの音がマイク録音よりライン録音の方が好きならそれでもいいと思います。
ただし自分の作品だけに限った話ですのでご理解下さい。

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